人前であがらずに、そして臨機応変に話すための「ビジネス会話術」その4
今回も引き続き、プレゼンや発表の時に焦らずあがらず、落ち着いて効果的に話すためのノウハウや心構えをご紹介していきます。 今回のテーマは、「否定的な反応に“いや”と返さず、まずは“なるほど”と肯定的に受け止める」です。
今回も引き続き、プレゼンや発表の時に焦らずあがらず、落ち着いて効果的に話すためのノウハウや心構えをご紹介していきます。 今回のテーマは、「否定的な反応に“いや”と返さず、まずは“なるほど”と肯定的に受け止める」です。
前々回から、カンヌライオンズ2015のご報告をしています。 ここ数年続く“ソーシャル・グッド(ブランドや広告が社会に良いことをする)”の流れもご紹介しましたが、その流れを受けて、結局のところ「何か世の中の役に立つもの」や「社会に対して物申しているもの」しか評価されないのでは?といった解説や感想もよく目にします。でも、私が見るところ、けっしてそんなことはありません。広告的機知に富むもの、もっと言うと一種の「頓知」のようなものを活かした受賞作も少なくないのです。
引き続き、プレゼンや発表のときに焦らずあがらず、落ち着いて効果的に話すためのノウハウや心構えをご紹介していきます。 今回のテーマは、「練習通りにやらない」です。えっ!? と思われた方もいるかもしれません。練習をたくさんやって、練習通りにやるのが、プレゼンや発表をうまくやる常道ではないのか? と。 もちろん、練習は大事です。ある程度の練習は、確かに有効です。それでも、話を細部まで決め込んで練習を繰り返し、「練習した通り」に説明しようとするよりも、練習はだいたいにしておいて、一定の余白を持つように意識した方が、実は上手くいくのです。
前回から、毎年6月末に行われる広告/マーケティング界の一大イベント、カンヌライオンズ2015のご報告をしています。 今回は、もう一つ目立った流れとして、「行動で示して拡散」という方法論をご紹介しましょう。私はこのやり方を「Doing & Spread」と呼んでいます。別の言い方をすれば、「Telling から Doing ヘ」。従来の広告が、美しい映像や面白いストーリーで、言いたいことを「伝えよう、伝えよう(Telling)」としていたのに対し、まず何かをヤル(Doing)ことから始めて、それを拡散することを考える、というものです。
前回から、プレゼンや発表のときに焦らずあがらず、落ち着いて効果的に話すためのノウハウや心構えをご紹介しています。今回のテーマは、「質問嫌い」から「質問好き」への変身です。 厳しい質問が出ませんように、出ませんように。そんなフレーズを念仏のように頭の中で唱えていませんか? そう思えば思うほど、質問が来たときに「困った」という感情が先に立ち、しどろもどろになりがちです。 しかし、よく考えると、質問って、ありがたいんです。なぜならば、質問は「より深く説明できる機会」だからです。
今年もカンヌライオンズに行って来ました。毎年6月末に行われる広告/マーケティング界の一大イベントです。 2015年も、17の部門に100ヵ国以上から3万7426点の応募が集まり、1万3000人以上が参加。日本からも400人以上が会場を訪れました。広告/マーケティング界で最も評判が高く、影響力の強いイベントであることに変わりはありません。
僕は、広告代理店でクリエイティブ・ディレクターという職を長く務めていました。この職は、コピーライターやデザイナー、CMプランナーなどからなるクリエイティブ・チームのリーダー役。そして、重要な仕事の一つが、広告主にプレゼンをし、広告主からの厳しい反応を引き受け、臨機応変に受け答えをし、提案にOKをもらうことでした。 また今では、大学での授業や講演などで、100人、200人を前に話すことを毎週毎週行っています。そうした経験から、人前であがらずに、臨機応変に話すための「ビジネス会話術」について、しばらくご紹介していきたいと思います。
3回にわたってお送りしているリアルタイム・マーケティングは、今までご紹介したようなスーパーボウルでの停電や、ブラジル・サッカーW杯でのスアレス選手によるイタリア人選手への噛みつき行為など、予想不可能な事態でだけパワーを発揮するわけではありません。 「起こるのが分かっているメジャーなイベント」にも十分に適用でき、上手くいけば大変なパワーを発揮します。その代表的なものは、4月1日のエイプリル・フールがらみの施策です。
アイディアを選ぶための8つのテクニックも、今回が最後。(7)と(8)について、ご紹介していきましょう。 (7)は、「そして、最後は、感覚で。感覚の中には、言語化しきれない理由が含まれている」。前回お伝えした(6)の段階で、3案~数案に絞った後に、この(7)の段階がやってきます。
2012年のスーパーボウルでのオレオのツイッター施策をきっかけに、にわかに注目集めるようになったリアルタイム・マーケティング。しかし、当初はアメリカでも懐疑的な意見が少なくありませんでした。オレオはたまたま上手くいっただけで、そうそういつも上手にやるのは難しいのではないか? といった意見もありました。 また、ビジネスの進め方やひいては働き方まで変わるのではないか、という戸惑いもありました。広告関連イベントでは、リアルタイム・マーケティングを実施するのは働き方の面で正直しんどいという意見も(「オレオのせいで苦労させられるぜ!」と冗談めかして言うスピーカーもあり)出たりしていました。