労働基準監督官の増員により、介護事業所の取り締まりが強化される!?
介護事業所の労働環境は、他の業界と比較すると長時間労働や過重労働等の諸問題を抱えていることが多く、労働基準法を守れていない事業所も数多く存在しています。 そして近年は、大手企業の長時間労働問題が引き金となった自殺や過労死がクローズアップされており、政府としては労働環境の改善に取り組まなければいけません。 この違法な長時間労働を取り締まるために、罰則付きの残業規制が設けられるとの報道も発表されています。 また、長時間労働や未払い賃金などを監督する労働基準監督官が来年度には100人増員されるようです。 労働基準監督官は強制的に“立ち入り調査”する権限を持っており、事業所が労働基準法等の法律に違反していないかを調べられます。 調査で法律違反をしていることが判明すれば、「司法警察官」として逮捕・送検できる権限も持っています。 立ち入り調査に入られても慌てないように、調査基準を見ていきましょう。