『いじめ・嫌がらせ』にまつわる労働紛争と企業に求められる対応
同僚や上司などによる職場でのいじめや嫌がらせが増え続けています。 2022年7月1日に発表された『令和3年度個別労働紛争解決制度の施行状況』では、民事上の個別労働紛争における相談件数のトップが『いじめ・嫌がらせ』でした。 特に、個別労働紛争の相談件数は、コンプライアンス意識の向上もあってか、過去10年間で飛躍的に増加しました。 いじめや嫌がらせの被害に遭った従業員は、事業主に現状を訴え、対応を求めますが、改善されない場合は、労働紛争に発展する可能性もあります。 今回は、企業側が行うべき対応について説明します。