契約書のリーガルチェックでビジネストラブルを未然に防ぐ!
リーガルチェック(法務確認)とは、契約などを締結する際に、法的な観点から契約書などの内容を確認するプロセスを指します。多くの企業、特に上場企業などの大手企業では、取引先と何らかの契約を結ぶ際に、リーガルチェックを必須としていることも多く、もはや今日のビジネスを行なっていくうえでは避けては通れない業務といえます。今回は、リーガルチェックの概要と必要とされる理由、そしてリーガルチェックの進め方を解説します。
リーガルチェック(法務確認)とは、契約などを締結する際に、法的な観点から契約書などの内容を確認するプロセスを指します。多くの企業、特に上場企業などの大手企業では、取引先と何らかの契約を結ぶ際に、リーガルチェックを必須としていることも多く、もはや今日のビジネスを行なっていくうえでは避けては通れない業務といえます。今回は、リーガルチェックの概要と必要とされる理由、そしてリーガルチェックの進め方を解説します。
M&Aや事業再編などのために、さまざまな情報から企業の価値を算定することを『企業価値評価』といいます。直近にM&Aや事業再編の予定がなかったとしても、自社の企業価値を把握し、常に高めておくことはとても重要です。企業価値が高ければ、融資や投資などの際に有利に働きますし、倒産を回避することにもつながります。企業価値評価は主に財務部門と法務部門の仕事で、算定には専門的な知識を必要とします。まずは、企業価値評価の概要を理解しておきましょう。
ニュースなどで『ISO規格』や『ISO認証』といった言葉を耳にしたことはないでしょうか。ISOとは、スイスのジュネーブに本部を構える「International Organization for Standardization(国際標準化機構)」という非政府機関の略称で、ISO規格とはISOが定める国際的に統一された製品やサービスなどの規格のことを指します。そして、ISO認証とは、自社の製品やマネジメントシステムなどがISO規格を満たしていることを証明するための制度で、取得することによって、企業価値や製品の信頼性を高めることができます。ビジネスチャンスを広げるのであれば取得を検討したい、ISO認証について解説します。
2024年6月に『事業性融資の推進等に関する法律』が成立し、新たな担保制度として『企業価値担保権』が創設されることになりました。企業価値担保権では、土地・工場などの有形資産に加え、ノウハウや顧客基盤などといった無形資産を含む事業全体を担保として認識できるようになります。今回は、企業価値担保権の概要と創設されることになった背景、そして新たな担保制度によって見込める効果を解説します。
企業が保有している個人データのことを『保有個人データ』と呼び、事業のために保有個人データを取り扱う企業のことを『個人情報取扱事業者』と呼びます。多くの企業が該当する個人情報取扱事業者は、本人から保有個人データの開示や訂正、利用停止などの請求を受けた場合、それらに応じる義務があります。もし、適切な対応ができていないと、思わぬトラブルに発展してしまうかもしれません。個人情報取扱事業者に向けて、保有個人データの基礎と本人から請求を受けた場合の対応について解説します。
会社の備品と一口に言っても、文房具といった安価なものから、業務端末や社用車といった高価なものまでさまざまです。これらの備品の所有権は会社にあり、備品の転売や私的利用は懲戒処分の対象となりうるだけでなく、業務上横領罪や窃盗罪といった犯罪に該当する可能性もあります。今回は、具体例を交えながら、会社の貸与品や備品の不正利用について解説します。
企業内部の不正や違法行為を知った従業員が、組織の通報窓口や行政機関などに通報することを『内部告発』や『内部通報』と呼びます。こうした通報は組織内の問題を是正するためのものですが、社会の利益にも関係することから、『公益通報』とも呼ばれます。公益通報が制度として機能している企業は社会的な信用が高く、逆に正しく機能していない企業は信用が低くなる傾向にあります。公益通報の正常化は企業にとって欠かせない取り組みの一つです。公益通報の概要と、通報を行なった公益通報者の保護について理解を深めましょう。
日本には約368万もの企業がありますが、このうち上場している企業は約3,900企業しかありません。上場企業とは、証券取引所で自社の株式を公開している企業のことで、日本ではほとんどの企業が非上場の企業にあたります。株式の上場を目指す経営者は少なくありませんが、上場にはメリットとデメリットがあることを理解しておかなければいけません。世界には、企業価値が高くても、あえて上場しない『ユニコーン企業』と呼ばれる企業も存在します。ユニコーン企業が上場しない理由を紐解きながら、上場の基礎知識を学んでいきましょう。
メーカーが製造した商品をみずから販売することもありますが、より広い範囲に流通させたい場合に、販売に関するノウハウを持つ者に販売を依頼することがあります。 この『販売してもらう者』は一般的に『販売代理店』と呼ばれています。 一言で販売代理店といいますが、メーカーと取引をするのが販売店であるか代理店であるかで、適用する法律は大きく異なるのです。 今回は、販売店契約と代理店契約の違いについて解説します。
コロナ禍では、大人数や長時間におよぶ飲食などの会食が制限されたことから、1年以上前から予約することが多い結婚式の『キャンセル』が多発しました。このキャンセルに関し、客と結婚式場とのトラブルが多発し、なかには高額なキャンセル料を巡って訴訟に発展したケースもありました。 キャンセルとは契約を一方が解約することで、正当な理由がなく解約した側はキャンセル料を支払う民法上の義務が生じることがあり、あらかじめ契約上のキャンセル料についての定めがあれば、その規定に基づきキャンセル料が発生します。 しかし、キャンセル料は事業者が自由に決めてよいものではなく、消費者保護の観点から、消費者の不利になるような条項は無効とされます。 無効にならない適正なキャンセル料の設定方法を解説します。