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介護職員が抱えるストレスの軽減方法

18.07.26
業種別【介護業】
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人との関わり合いが中心となる介護の仕事では、職員が自身の“ストレス”とどのように向き合っていくのかが特に大きな問題となっています。
介護利用者やそのご家族、または職場の上司や後輩とのトラブルが原因で職員がストレスを抱え、結果的に介護の仕事から離れてしまうなど、介護の現場にはストレス問題がつきものです。
今回は、介護職員のストレスの原因を探るとともに、そのストレス軽減方法を考えていきます。
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介護職員のストレスの原因は?

介護職員の仕事内容は、基本的には利用者の方々の日常生活に基づいた介護サポートです。タイムスケジュールにのっとり、送迎、体操、食事、おやつ、入浴、レクリエーションなど1日の中にさまざまな仕事が含まれています。
しかし職員は、利用者の機嫌の良し悪し、利用者の体調の変化による予定変更や利用者同士の喧嘩など、予測できないトラブルに対応しながら、いつも通りの仕事をこなさなければなりません。
さらに、現在の介護業界は人手不足に拍車がかかっているため、一人あたりの業務量が増えている中で責任を持った対応が求められます。
このように、介護現場にはストレスを抱える原因がいたるところに存在しているのです。

<介護現場で発生するストレスの例>
・人相手の仕事のため、予測外のトラブルが多い
・介護が予定通り進まないと「介護の仕方が悪い」と責められる
・忙しくてまともに休憩する時間が取れない
・先輩によって教え方が違い、統一されていない
・サービス残業を強いられる


事業主が行うべき職員のストレス問題対策とは?

「介護の仕事はストレスがつきものである」と言っても、事業所としては、何らかの対策を講じる必要があります。そこで、まずは自社の介護職員のストレスがどの程度蓄積されているのかを調べましょう。厚生労働省が推進している『ストレスチェック(常時使用者50名以上の事業所は義務化)』では、高ストレスを抱えた職員のストレスの原因が何か判定することができます。そして、その結果をもとに医師による面接指導を受けることによって、職員が抱えるストレスの軽減につながります。

その他にもストレスケアやメンタルケアの講師を招いて“社内研修”を実施することも有効な対策として取り上げられています。自分の感情をコントロールすることができれば、利用者や同僚など周囲に対して思いやりを持って接することができ、良い環境を作り上げることにつながります。また、経験の少ない後輩をサポートするために、先輩が後輩をサポートする“メンター制度”を取り入れることも良い対策となります。

以上のようにストレスの軽減方法についてお伝えしましたが、職員がストレスフリーである必要はありません。多少のストレスはデメリットばかりではなく、仕事に緊張感を与え、責任を持ったより良い介護サポートをするために必要であるとも言えます。より良い介護現場にするためにはストレスと向き合い、ストレスと上手に付き合うことが大切なことではないでしょうか。



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