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“デジタルカウンセリング”で、顧客との信頼関係を築く!?

18.05.02
業種別【美容業】
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顧客を増やすためには、美容師のテクニックはもちろんのこと、利用客との信頼関係を築くことが大切です。
特に、初回来店時の接客と仕上がりで、次回来店率が変わってくるでしょう。

今回は、信頼と満足度を高めるためカウンセリングに“デジタル機器”を取り入れた、あるサロンの成功例をご紹介します。
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接客効率や顧客満足度がUP!

都内に2店舗を展開する、あるヘアサロンでは、約20年前からデジタルカウンセリングに取り組んでいます。

デジタルカウンセリングとは、施術前にヘアスタイルを撮影し、その画像を加工・編集しながら、顧客が理想とする髪型のイメージを決めていくカウンセリング方法です。

写真とともに確認できることによって、意思疎通の曖昧さを回避できるだけでなく、接客効率もUP。
さらに、手書きカルテで管理していた顧客情報に写真を加えられるようになりました。

また、クラウドストレージを用意しておけば、支店のサロンからでもアクセスが可能。
スマートフォンのアプリなどを介して、顧客へ細やかなサービスを提供することもできるのです。


コミュニケーションツールとして活用

通常、顧客との関係構築には時間がかかりますが「なるべく早く信頼を得て、顧客獲得につなげたい!」というのが経営者の考えでしょう。

その最初の課題が、“一緒にヘアスタイルを決めていく”というコミュニケーション作業。
そこで、言葉だけでなく実際にイメージを見て確認できるデジタルカウンセリングが、その手助けになるのです。

ただし、仕上がりイメージが画像として明確化するため、美容師の技術がより問われることになります。
イメージ通りのヘアスタイルをつくるには、技術者としての研究と練習、そしてやる気も必要です。

特に経験の浅い美容師にとっては、“まったく同じに作らないといけない”というプレッシャーにもなりかねません。
そこで、サロンでは、若手が失敗を恐れないよう、経営者自らがサポートする体制を整えているといいます。

利用者も美容師も、双方が安心できて納得のいくツールにするためには、経験を積んだベテランがフォローすることが大切なのです。


デジタル機器を導入して
効果的に若手を育成

また、このサロンでは、デジタル機器の性能や使い勝手に頼るだけではなく、その利用価値や目的を理解することを徹底。
その一環として、仕上がりの満足度を高めるための技術練習にもデジタル機器を活用しています。

若手美容師とトップスタイリストそれぞれの施術風景をスマートフォンなどで動画撮影し、比較。
改善ポイントが具体的に見えることで、育成のきっかけにつながっています。

デジタル技術の進化により、デジタルカウンセリングを導入するサロンは、今後ますます増えていくでしょう。
信頼とリピート率を高めるツールとして、活用してみてはいかがでしょうか。



となりのヘアサロン 

【記事提供元】サロンオーナー 2018年2月号(理美容教育出版)