診療所にいながら、CTやMRIの画像診断が可能に!?
医療技術の高度化は、診療所も例外ではありません。
医療情報はテレビや新聞だけでなく、インターネットにも溢れており、そこで得た情報をもとに診療所を訪ねてくる患者も多いでしょう。
そのため、“高度医療機器”を要するなど、要望内容によっては診療所では対応しきれない場合もあります。
そこで近年では、ほかの医療機関と協力し、そうした要望に応える動きもあるようです。
その中から今回は、埼玉県和光市で行われている、ある画期的な取り組みをご紹介します。
医療情報はテレビや新聞だけでなく、インターネットにも溢れており、そこで得た情報をもとに診療所を訪ねてくる患者も多いでしょう。
そのため、“高度医療機器”を要するなど、要望内容によっては診療所では対応しきれない場合もあります。
そこで近年では、ほかの医療機関と協力し、そうした要望に応える動きもあるようです。
その中から今回は、埼玉県和光市で行われている、ある画期的な取り組みをご紹介します。
地域で連携!
病院が画像システムを診療所に開放
一般的な診療所で対応しきれない患者の要望の一つとして、“CTやMRIといったコンピューター画像システムを用いた診断”が挙げられます。
これらのシステム購入費は高額で、CTは約3,000万円、MRIは約7,000万円。
もちろん、この価格以上のものもあります。
よほど撮影件数が多ければ採算が取れますが、このような機器を購入できる診療所は少ないのが現状です。
とはいえ、患者はそうした診療所の懐事情を知らないため「心配だからCTを撮ってください」と申し出てくることもあります。
その場合、通常はほかの診療所や地域の大きな病院を紹介することになるでしょう。
しかし、埼玉県和光市に位置する、ある病院では画期的な取り組みを導入。
“自院のCTやMRIを地域の診療所にも開放する仕組み”をつくったのです。
あらかじめ契約を結んだ診療所であれば、この病院のCTやMRIを使用可能。
病院の予約管理システムと診療所のパソコンをインターネット経由で繋げて、診療所にいながら、CTやMRI利用予約ができるようになりました。
また、病院で撮影したデータを診療所のパソコンで閲覧することも可能になったのです。
病院・診療所・患者
それぞれにメリットが!
これまで、CTやMRIが備わっていない診療所から、ほかの診療所や病院を紹介された場合、患者は以下の流れで検査を受ける必要がありました。
(1)検査を受ける病院で改めて医師の外来診察を受け、画像診断の予約を行う
↓
(2)撮影
↓
(3)病院で画像診断の結果を受け取る
↓
(4)診療所を再訪
しかし、このシステムを導入することによって、患者は病院で外来診察を受けることなく、受付後すぐに検査室へ直行できるようになりました。
また、診療所にもメリットはあります。
従来は、診療所から予約しようと思っても、病院の電話が混雑してつながらないこともありました。
ところが、予約システムはWEB上での操作になるので、そうした煩わしさがなくなったのです。
さらに、診察室で医師がパソコン画面を開き、患者さんの目の前で予約を入れることもできるようになりました。
画像診断の結果も診療所で見ることができるため、治療内容や方法の判断がスムーズになり、患者の診療所に対する信頼感も高まったといいます。
なお、このシステムの恩恵を受けるのは、患者と診療所だけではありません。
検査を実施する病院にも画像診断料が入り、仮に患者の入院が必要になれば、自院で受け入れることができるのです。
地域医療の連携が求められる昨今。
このようなシステムの活用に注目してみてはいかがでしょうか。
選ばれるクリニックへのナビゲーション
病院が画像システムを診療所に開放
一般的な診療所で対応しきれない患者の要望の一つとして、“CTやMRIといったコンピューター画像システムを用いた診断”が挙げられます。
これらのシステム購入費は高額で、CTは約3,000万円、MRIは約7,000万円。
もちろん、この価格以上のものもあります。
よほど撮影件数が多ければ採算が取れますが、このような機器を購入できる診療所は少ないのが現状です。
とはいえ、患者はそうした診療所の懐事情を知らないため「心配だからCTを撮ってください」と申し出てくることもあります。
その場合、通常はほかの診療所や地域の大きな病院を紹介することになるでしょう。
しかし、埼玉県和光市に位置する、ある病院では画期的な取り組みを導入。
“自院のCTやMRIを地域の診療所にも開放する仕組み”をつくったのです。
あらかじめ契約を結んだ診療所であれば、この病院のCTやMRIを使用可能。
病院の予約管理システムと診療所のパソコンをインターネット経由で繋げて、診療所にいながら、CTやMRI利用予約ができるようになりました。
また、病院で撮影したデータを診療所のパソコンで閲覧することも可能になったのです。
病院・診療所・患者
それぞれにメリットが!
これまで、CTやMRIが備わっていない診療所から、ほかの診療所や病院を紹介された場合、患者は以下の流れで検査を受ける必要がありました。
(1)検査を受ける病院で改めて医師の外来診察を受け、画像診断の予約を行う
↓
(2)撮影
↓
(3)病院で画像診断の結果を受け取る
↓
(4)診療所を再訪
しかし、このシステムを導入することによって、患者は病院で外来診察を受けることなく、受付後すぐに検査室へ直行できるようになりました。
また、診療所にもメリットはあります。
従来は、診療所から予約しようと思っても、病院の電話が混雑してつながらないこともありました。
ところが、予約システムはWEB上での操作になるので、そうした煩わしさがなくなったのです。
さらに、診察室で医師がパソコン画面を開き、患者さんの目の前で予約を入れることもできるようになりました。
画像診断の結果も診療所で見ることができるため、治療内容や方法の判断がスムーズになり、患者の診療所に対する信頼感も高まったといいます。
なお、このシステムの恩恵を受けるのは、患者と診療所だけではありません。
検査を実施する病院にも画像診断料が入り、仮に患者の入院が必要になれば、自院で受け入れることができるのです。
地域医療の連携が求められる昨今。
このようなシステムの活用に注目してみてはいかがでしょうか。
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